笑顔で過ごす🌼60代主婦の優待生活と日常のエピソード

入居者さん達。ハイツが建ちました その10。

前回の「ハイツ その9」で平成9年1月にハイツが完成しましたので、今回から「ハイツが建ちました。」に改名しますね。

まず、借家が2軒建っていた当時の入居者、高齢の姉弟お二人は、この時復興住宅に転居されていました。

新しいハイツが出来上がったら、「是非入居したい。」とおしゃていましたが、住めば都ですね。

転居先に馴染まれ、なんとか生活しているとの事で、住み慣れた神戸の地には戻られませんでした。

入居者さんはお仕事の都合で、一人暮らしする方の入居や、片親世帯の方々でした。

最初から全室が埋まった訳では無いですが、2~3か月後には満室になりましたね。

母は何を思ったのか、ローンの21万円の返済はを平成8年の11月開始にしてしまったので、まだ家賃も入らずなので、本当に苦しい返済になりましたね

多分この頃には、ハイツが建ちあがり、家賃が入ってくると見込んだのでしょうね。

変わり種と言っては失礼ですが、盲目の鍼灸師さんも入居されました。盲導犬も一緒です

住宅兼鍼灸院として入居されました。

盲導犬に難色を示すオーナーさんが多いとの事でしたが、しつけは抜群なのですんなりとOKしました。

1年後に母が、被災者が受け取れる、家賃補助が有る事を知りました。

再三助言しましたが手続きが大変と本人が動かないので、世話好きな母が出向いて、全ての手続きをしてあげました。

一月ごとに、本人の通帳に4万円程入金されます。期間限定(多分5年位)でしたでしょうか、かなりな金額ですね。

当然、母はボランティアで電車代も貰っていません。

ところが、この申請が終わり、本人が補助を貰いだして、1年後近所に2万円程お家賃が安いアパートに越して行きました。

なんか・・・。 裏切られたような・・・。虚しさを感じましたね。人はドライです

自宅で鍼灸院をしていたので、部屋では盲導犬を繋いでいたのでしょうね。ロープでのキズが沢山有りました。

床も敷居部分が潰れた箇所が有り、建て具もスムーズに進みません。

当然ですが、犬独特な獣臭も有りました。

3年の入居期間でしたが、かなりの大がかりなリフォーム&お掃除が必要でした。

健常者なら有り得ない様な使い方ですが、盲目の場合仕方の無い事と諦めて、30万円以上掛ったリフォーム代は、私達の出費でした

最近、とみに気力・体力の衰えを感じている私ですが、このブログで振り返って考えると、母がこのハイツを建てようと思い行動を起こしたのは、60歳を少し超えた頃です。

今の私より4~5歳は上です。専業主婦にしては、凄いバイタリティーです

この歳で20年ローンは考えられません。このパワーは見習いたいですね

そして、1階を縫製作業場&事務所として、予定通り賃貸契約しました。

続きは明日の「その11へ

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