「ハイツ その8」ではハイツの話から、大きく脇道に逸れしまいましたね
「ハイツ その7」で銀行からハイツの建築費を4000万円借り入れた所からの続きです。
母も私も今まで、ローンを組んだ事が有りませんでした。
銀行の審査は家の担保が有りましたので、比較的簡単でしたが、それでも、返済計画などが必要です
縫製の社長さんが、1階を借りる事が決まっていた事が、重要だったようですね。
震災後、その周辺の不動産屋さんに、家賃のリサーチをしました。
その時は同じ位の間取りで13~4万円の家賃が相場でした。
ハイツが完成した時(平成9年)は、すでに復興住宅や新しいハイツ・アパート・マンションが次々に建設されていて、家賃の相場が大きく崩れていました。
予想外の出来事です
近所の工務店が建ててくれたハイツなので、近所の目も有り
震災に負けない頑丈な家を心掛けて頂き、基礎の鉄骨や骨組みがとても立派で、近所の人達は「何が建つの?」と噂したと聞きました。
「ハイツ」と付けたのは母ですが、後から、遠慮して「ハイツ」と付けたけれど「マンション」と付けても良かったね。
と残念がりました。
1995年(平成7年)に震災が起こり、借家が半壊になりました。
その後、ようやくハイツの建築が始まったのは震災後から1年半が経った時でした。
そしてハイツの完成は平成9年1月でした。
完成前から入居者を募集し、近くの不動産会社さんリサーチで、初めの予定より家賃は下げました。
ローン返済は月に母と二人で21万円でした。
この時、固定金利か変動金利か悩みましたが、変動金利にしました。
震災金利が適用されて、多分普通の金利より安い利子だったと思います。
固定金利は、そのままローンが終わるまで同じ金利を払い続けます。
変動金利は、その時の物価や為替などいろいろな要因で銀行の利子が変われば、金利も変動します。
変動金利の方が、利子は安いですが、反対に凄く金利が高くなる可能性も有るので、少しギャンブル性も含まれますね。
これは後から思うと、ナイスな選択でしたね
震災後、バブルもはじけて約20年間、金利は全然上がっていませんからね。
20年前から考えると、むしろ下がっているでしょうね。
1階の借り手が付いていたので、銀行のローンの心配はしなくて良かったです。
続きは明日
「ハイツ その10」へ